AVアンプ
機種選定
とりあえず5.1chが再生できて安いがそこそこの性能のものという線でさがし
た。DVD用のDolby Digital 5.1chとDTS 5.1chは勿論BSデジタル放送のた
めのMPEG2 AACのデコーダを持っていることが必須の条件。逆に気にしなかった
機能はビデオ端子や特殊DSP再生あたり。
この条件に合致するのをさがしてた所、当初はPIONNER VSA-D6TXを考えていた
のだがそのうちMPEG2 AACデコーダ機能搭載の機種がでてきて、その中はONKYO
TX-DS595とDENON AVC-1550が候補として残った。
基本機能はほぼ同じだが、TX-DS595の方にはAM/FMチューナが付いているとこ
ろに魅力を感じたがよくよく考えるとあまり聴かないことに気が付いたので、
安いAVC-1550の方に決定した。
MPEG2 AAC vs リニアPCM
BSデジタル放送のウリの一つに5.1chサラウンド放送があるが、WOWOWの映画を
除けばNHKのスペシャル番組で実験的に放送が行われているのが現状で、放送
本数は多いとは言えない。実際のところはステレオ放送が殆どである。
BSチューナー側でのデジタル出力はMPEG2 AACストリームそのままとリニアPCM
に変換して出力のいずれかが選べる。MPEG2 AACのデコードをどちらで行うか
が違うだけなので、どちらを使ってもよさそうな気がするが実際は微妙に機能
が違うことが判った。
BSデジタル放送にはデータ放送があってニュースや天気予報を見るには結構便
利である。これをボタンで操作する時に効果音がでて押されたことが判ること
になっているがMPEG2 AAC出力の場合にはこれが出ない。またアンプ側で入力
をMPEG2 AACにしてしまうとProLogic II以外のDSP機能が全く効かなくなって
しまう。めったに無いがモノラル放送の場合にはMPEG2 AACではセンタースピー
カーしか鳴らないようだ。
したがって5.1chサラウンド放送以外のときにはリニアPCMの方が便利そう。
追記
と思ったがWOWOW加入とともに5.1chコンテンツが一気に増えたので、AAC固定モードにひよってしまいました。
Dolby ProLogic II
ProLogicと一緒でLチャンネルとRチャンネルの差分からリアスピーカーの成分
を出すと言う仕組みは同じだが、それをさらに左右に振る機能が増えたことに
なっている。ドルビーのページに説明が書いてあるが、リアの左右をどう振っ
ているかはわからなかった。
ProLogic IIプロセッサには映画を見るためのCinemaモード、従来のProLogic
完全互換モードの他に音楽ソース用のMusicモードの3つが選べる。さらに音
楽ソースだとパノラマOn/OffとDIMENSIONとWIDTHのパラメータも設定出来る。
これらのパラメータは音の定位をあえて広げる作用をするようだ。
2chモードに比べて若干音が細くなる感じはあるが音楽ライブ物などには極め
て効果が高い。他のDSPプログラムが殆ど使い物にならないので、常に入れっ
ぱなしで使っている。